潜在意識を書き換えるアファメーションの具体的な作り方

こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。

ポジティブな変化を求めてアファメーションを始めたけれど、なんだか上手くいっていない感じがする…
そんな経験はありませんか?

アファメーションの力は絶大ですが、実は少しの間違いでその効果は半減してしまうことも。

そこで今回は、多くの人が陥りがちな「Badアファメーション」とその改善点について一緒に見直した上で、潜在意識を上手に書き換えるアファメーションの具体的な作り方をお伝えしようと思います。

アファメーションとは?


まず、最初に、アファメーションとは何でしょうか?

アファメーションとは、基本的に自分自身に対して繰り返し肯定的な言葉を唱える行為を指します。

これは単なるポジティブ思考に意識を変えるだけでなく、具体的な肯定的な言葉によって、無意識にそれが当然のことのように思えるように、自分の潜在意識にまで働きかける技術です。
一言で言うと、自己暗示ですね。

例えば、緊張によって失敗しやすい人であれば「私は上手くいく」という言葉を日頃から繰り返し唱えることで、たとえ緊張したとしても失敗しにくくなれたり、
「私は愛されている、大丈夫」と唱えることで、人前で自分の気持ちを正直に言えるようになれたり、自分を心から愛してくれるパートナーと出会えたり・・・など、
自己を肯定するメッセージを日常的に自分に言い聞かせることで、望んだことを実現させる方法ですです。

アファメーションがもたらす効果は多岐にわたります。
自己尊重感や自愛の向上、ストレスの軽減、願望実現や目標達成へのモチベーション向上など、精神的、感情的な健康を促進する効果があります。
また、継続的にポジティブなアファメーションを行うことで、ネガティブに陥りがちな状態を減らし、より幸福感を感じやすくなるという研究結果もあります。

「ネガティブ思考」は生活習慣から!


では、そもそも、どうしてアファメーションで潜在意識を書き換えないといけないくらい、ネガティブ思考が沁みついてしまうのでしょうか?

それは、日頃の生活習慣にあります。

元々のキッカケは、大抵、インナーチャイルドという、幼い頃に自分自身を守ったり、周りと合わせて上手く生きるために「これはこういうモノだ」「こうでなきゃいけない」と思い込もうとしたことや、トラウマと呼ばれる、人生経験を重ねる中で、とてもショッキングな出来事に遭遇した時に使った思考や感情だったりするのですが、
さらに何十年という人生経験の中で、そのネガティブな思考や感情をお決まりのパターンのように使ってしまうことで、潜在意識に繰り返し強く刷り込まれ、無意識なのに、いいえ、良くないと分かっていても、同じような反応をしてしまうようになるんです。
一種の癖のように。

お箸の持ち方もそうですよね。
自分のお箸の持ち方は正しくないと分かってはいても、長年の癖で、そう持った方が食べやすいから、ついつい正しくない持ち方のままで食事をする。
意識して直そうとしても、抵抗感や違和感を感じてしまい、結局元の持ち方に戻ってしまいます。

このように、私たちの日常生活は、意識していること、していないことを合わせ、さまざまな習慣の積み重ねで「今の自分」が成り立っています。

驚くことに、生活習慣というのは、人の思考や感情の使い方にまで影響を与えます。
ネガティブ思考もまさに思考の習慣の積み重ねによる癖です。
では、具体的にどのような生活習慣がネガティブ思考を助長させてしまうのでしょうか?
その原因を掘り下げ、ポジティブ思考へと導くためのヒントを探りましょう。

小さな習慣

まず、日々の小さな習慣が、知らず知らずのうちにネガティブな思考を強化してしまいます。

例えば、朝起きてすぐに何を考えますか?
「今日も仕事だ、嫌だな~」「また単調な一日が始まる」など、ネガティブな思考や感情が当たり前になってはいませんか?

あるいは、寝起き早々にSNSをチェックして嫌なニュースを目にしたり。
他人の成功や幸せな瞬間を、面白くなく感じたり。

また、日常的に同じ悩みや問題について繰り返し考えたり感情を使ったり・・・
おまけに、まだ起こってもいない未来への不安をアレコレ案じてしまったり・・・。

それから、「ちょっとくらい」という我慢!
我慢が無意識の習慣になってしまったら、さあ大変。
あっという間に、我慢だらけの日常になってしまいます。

これらの習慣はネガティブな思考状態が当たり前のあなたをつくってしまいます。
そして、幸せを感じるための心のエネルギーを奪い、素直に幸せを受け入れられなかったり、ポジティブな思考を遠ざける原因となります。
その思考癖が、さらにネガティブな現実を生み、またそこでネガティブな反応するという負のループを生み、益々、ネガティブな思考癖、感情癖が強化されていってしまうのです。

情報の受け取り方

その上、現代社会自体が、ネガティブな情報過多となり問題になっています。
マスコミなどは、ネガティブな情報の方が読者・視聴者の注意を引きやすく、ますます過剰に感情を刺激します。
その情報を無意識に受け取っている側は、知らず知らずのうちに不安や恐れを植え付けられてしまっています。

このような情報をどう受け取り、どのように接するか、どのように処理するかが、心の健康や健全な潜在意識にも大きな影響を与えます。
世の中の風潮に合わせ、そこそこポジティブでネガティブに同情する。
正義・正論などポジティブな意見は逆に叩かれる。

だからって、自分がネガティブにもろ影響を受けたって、誰も責任はとってくれませんよね。
結局は、自分を幸せにするもしないも、自分がいかに意識的にポジティブな情報を選択するか、物事をポジティブな視点で見ようとするか、自分にとってのプラスの解釈をするかだと思います。
みんながネガティブだったら、あなたもネガティブでいいの?
みんなって、誰と誰です?

自分自身へ向ける意識

そして、最もネガティブ思考が沁みついてしまうのは、自分自身への意識の向け方です。
自己否定や自己批判、過度な他者との比較意識は、ネガティブ思考の大きな源泉となります。

「自分なんて」「どうせ自分は・・・」といった自分へのネガティブな独り言は、自己洗脳となり、人からもそう扱われる自分や現実を創ってしまいます。

一旦、その癖がつくと、ナカナカその渦から抜け出せなくなる。
そして、自分のことを好きになれない、自分に自信が持てない、自分がどう生きたいのか分からない、人を信用できない、人と協調できない、というネガティブの連鎖を引き起こしてしまいます。
幸せになりたいと思っても、「どうせ自分は・・・」という癖が邪魔をし、「幸せになるぞ!」って意識が持てなくなってしまいます。
つねに、「だって」「でも」の言い訳を隠れ蓑にして、ポジティブな自分をつくる決断には至らない。
一瞬ポジティブになれても、あっという間に簡単にネガティブな自分に戻る。

このように、日常の無意識の習慣というのは、知らず知らずの内に、強固な思考回路として定着し、現実の受け留め方や反応の仕方、思考・感情の使い方が当たり前になってしまうのです。

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多くの人が潜在意識を上手く書き換えられないBadアファメーション


そんなネガティブ思考な自分を何とかポジティブに変化させようと、潜在意識のことを学んだり、アファメーションを始めたけれど、結局上手くいっていない人が実際は多いです。
そこで、これまで多くのカウンセリングをしてきた中で、大抵の人が陥りがちな「Badアファメーション」とその改善点について一緒に見ていきましょう。

無理がある

まず1つ目のBadアファメーションは、無理があるという点です。

借金を返す目途もついていないのに、「年収1000万円」というアファメーションは、無理があります。
また、日々の生活で、洋服一枚買う事にもためらいが現状なのに、いきなり「豪邸に住む」というアファメーションは無理があります。

いや、このアファメーションで絶対叶わないことはないのですよ。
ただ、あまりにも現実感からかけ離れたアファメーションは、心の奥底で「本当に?」と疑いの感情や「どうせ無理だけど・・」という思考や感情が浮上してきてしまうので、実践が続かないです。

このような無理がある目標や表現は、かえって自分を信じる力を弱めてしまいます。
逆に、「やっぱり無理な自分」というセルフイメージを強化させてしまいます。

アファメーションを成功させるには、その言葉を唱えることで、リアリティを感じられることが大事なのです。
言葉通りになれる自分をしっくりイメージ出来る事。
その言葉を唱えるだけで、素直に純粋に悦びだけを感じられること。

そうでないと、疑いや「どうせ自分は上手くいかない」という本音の方ばかりが現実化してしまいます。
なので、アファメーションは、リアリティを感じつつ、自分がそうなると信じられる範囲でポジティブな言葉を選ぶことが重要です。

否定形を使っている

次にBadアファメーションで多いのが、否定形を使っている点です。

正確に言うと、自分がそうならないように・・・と、けん制しているアファメーションです。
例えば「もう〇〇しないように・・・」というアファメーションは、まるで、自分を戒める言葉です。

これは、心理学の見地から見ると「〇〇してしまうかもしれない自分」に恐れの意識が注がれてしまうので、逆効果になります。

「もう緊張しないように・・・」とアファメーションをすることで、また緊張してしまうかもしれない自分に焦点が合ってしまうのです。
現実化というのは、意識が注がれたものが拡大・再現されることです。

なので否定形や自分を戒めるような言葉を使わず、肯定的な「どうなりたいのか」ということを言葉に表現した方が良いです。

「無事上手くいきました」「最後までやり遂げられました」など、ポジティブな様子に意識を注げるような言葉に言い換えるようにしましょう。

自分に合っていない

あとは、自分に合っていないアファメーションも、良い効果がのぞめません。

何かで成功した人の情報や教訓を参考に、その人が使っている言葉をそのまま使う事です。
他人に効果があったアファメーションをそのまま使うことは、必ずしも自分にとって最適とは限りません。
大切なのは、自分自身の価値観や目標に合致したアファメーションをすることです。
それが、誰にでも分かるような綺麗にまとまった言葉である必要はないのです。
自分の内面と深くつながる、しっくりと感じられる言葉を選ぶことで、潜在意識にはより強く響きます。

潜在意識を上手に書き換えるアファメーションの具体的な作り方


ここまで、ネガティブ思考を沁みつかせてしまう生活習慣の原因や、いくらアファメーションをしても上手く機能しないいくつかのパターンを見てきました。

アファメーションをつくる上で大切なのは、自分自身に正直であり、リアルで肯定的、そして、心からしっくりと信じられる言葉を選ぶことが大事だとお分かりいただけたと思います。

では、ここからは、実際にどうやってあなたの潜在意識をポジティブに書き換えられるアファメーションをつくれば良いのか、具体的な作り方の手順を挙げたいと思います。

手順1)どんな時にネガティブ思考になるのかを見つける

アファメーションの作り方の手順1は、どんな時にネガティブ思考になるのかを見つけることから始めます。

自分のネガティブ癖に気付いていないと、ただただポジティブな言葉を唱えるだけでは、無意識のネガティブを繰り返すことは直りません。
なので、まずは、自分がどんな時に、どんなネガティブな思考や感情になるのか、発動のキッカケを探りましょう。

例えば、つい人と自分を比べてしまう時とか、過去の嫌な思い出が蘇ってきた時など、
日頃のネガティブが発動する瞬間を見つけましょう。

手順2)その時に使っている言葉をあぶり出す

手順2は、そのネガティブが発動した時に、どんな言葉を心で呟いているのかをあぶり出しましょう。
そして、それを書き留めておきましょう。

自分が無意識のうちについ繰り返し呟いている独り言や頭の中のおしゃべりで、自分を否定する言葉や自分に無理をさせる言葉に敏感に気付きましょう。

手順3)実際にその言葉を使ってどんな感情になるか感じる

次に手順3は、実際にその言葉を使って、どんな感情になるかを感じます。

正直に、その言葉が自分をどんな感情にさせるのか、湧いてくる感情を深く観察しましょう。
このステップでは、その言葉に自分がどんな思いを込めてしまっていて、それが自分の感情にどのように影響しているかを実感することが大事です。
この自己認識が、正しいアファメーションを作る鍵となります。

手順4)しっかりと不要な言葉だと感じる

手順4は、ネガティブな思考に陥った時、自分自身に呟いているマイナスな言葉をしっかり不要だと感じることです。
自分自身が、心底から、「この言葉を呟くと、気分まで下がる」「この言葉が原因なんだ」「こんな言葉は、私を幸せにはしない」と感じる事。

その言葉をこれからもさらに何十年、自分に浴びせ続け、その感情を繰り返し続け、それがあなたを幸せにしてくれそうですか?

その言葉通りのあなた、その言葉通りの人生を歩みたいと思いますか?

そして、その言葉は、これからのあなたの人生に役に立ちそうですか?

これらの質問を自分に投げかけながら、焦らず、じっくりと時間をかけて、心底から「もう要らない」と感じ切りましょう。

手順5)ネガティブが和らぐ自分の言葉を見つける

手順4で、心底から、いつも使い続けてきたネガティブな言葉を不要だと感じる事ができれば、手順5は、逆に、そのネガティブな感情が和らぐ自分の言葉を見つけていきましょう。

前の章でもお話しした通り、自分を戒めたり、現実的でなかったり、人の真似だったり、実感できない言葉ではなくその言葉を使うだけで、なんかホッと心がほどけて、不意に笑顔が出るような、そんな言葉を探しましょう。

最初はナカナカ、ピンとこなくても、実際に声に出してアレコレ呟いているうちに、徐々にバチッとハマる言葉の方があなたに近づいてきてくれるような感覚が出てきます。

それは、あなたにだけ分かる感覚や言葉であれば良いのです。
いかにも正論でお手本のような言葉である必要もありません。
誰かに教える必要なんてないわけですから。
あなただけの秘密の言葉によって、あなただけが癒され、あなただけがニッコリと出来る言葉であれば良いのです。
「なにくそ!今に見てろ!」だって、良いのです。
その言葉によって、ネガティブに向いている意識や感情が、フッと向きを変えて、なりたいあなたの未来の姿やそれが叶った喜びの感情に向けば、それがあなたにとっての大正解のアファメーションなのですから!

これも、焦る必要はありません。
とことん時間を掛けて、心底から自分にとって、良い気分にパチッとハマる最良の言葉を見つけて下さいね。

そして、その言葉をあなただけの魔法の言葉として、同じシチュエーションで同じようなネガティブな感情や思考が湧き出てきた時に、呟くようにしましょう。

ポジティブに変えるアファメーションは1つだけとは限りません。

他にも、ついネガティブになってしまう時のシチュエーション別に、魔法の言葉をいくつか用意しておくと、「私がこんなネガティブの時は、この言葉で!」「こんな場合は、あの言葉で!」と、自分が瞬時にネガティブから離れる癖がついていきます。
このようにまずは、ネガティブパターンから離れることから始めていきましょう。

そして、ネガティブから離れる感覚が身についてきたら、その時には、さらに一歩進んで、自分を励ます言葉や、元気がみなぎるようなポジティブな言葉をアファメーションにしていきましょう。

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まとめ

今回は、ネガティブ思考をつくる生活習慣や多くの人が陥りがちな「Badアファメーション」とその改善点について解説した上で、潜在意識を上手に書き換えるアファメーションの具体的な作り方をお伝えしました。

アファメーションをつくるプロセスは、ある意味、本当の自己発見の旅でもあります。
それは、無理にポジティブな自分をつくることではありません。
まずは、現状の本当の自分自身と向き合い、真に心から受け入れられる魔法のメッセージを見つけ出すことで、あなたの内面は確実に変わっていくでしょう。

それを日々、日課のように繰り返し、いつでもどこでも思い出すたび唱えることで、これまでのネガティブな思考癖から自然と解放され、なぜか前向きな気持ちが湧き出てきたり、「何となく上手くいくかも」といった自信(自己肯定感)も持てるようになれますよ。

無理矢理自分をポジティブに引っ張っていこうとせず、まずは、ネガティブに縛られている自分をほぐす!緩める!
そんな、自分に合ったアファメーションを作っていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます💖


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